黒田書房

不定期で小説を投稿していきます。少しでも楽しんでもらえれば何よりです。

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

思い出百景ー6

僕が亮子に告白してから数日が経った。香介には、僕が振られたことは話している。振られたと、それだけしか話していない。亮子も香介のことが好きだとか、そういうことまでは話してはいけないと思った。僕の口から伝えることじゃない。というのは建前で、よ…